ダポキセチンは早漏とうつ病の両方を治療可能!?

2020年01月07日
心配している男性

ダポキセチンはうつと早漏の両方の病気を治療できる薬品です。
ダポキセチンはSSRIと呼ばれる抗うつ剤と同じ働きを持つため、抗うつ剤として利用されてきました。

SSRIは英語で「選択的セロトニン再取り込み阻害薬」を意味するSelective Serotonin Reuptake Inhibitorsの頭文字を取った略語で、脳の神経細胞におけるセロトニンの再吸収を阻害し、脳内のセロトニン濃度を高めて脳神経の興奮を鎮めます。
強迫性障害、社交不安障害などに効果を発揮し、うつ症状の不安な気分を抑えます。
1950年代に登場した第一世代、第二世代の抗うつ薬と言われる三環系抗うつ薬、英語でTricyclic Antidepressants(TCA)よりも副作用が少ないとされ、第三世代の抗うつ剤として広く利用されてきました。

うつ病治療のためにダポキセチンを服用していた多くの患者から、射精が遅くなるという報告があり、ダポキセチンの早漏に対する効果に注目が集まり、研究が進みました。
早漏は性的な興奮状態が絶頂に達するまでの時間が短いことを意味しています。
原因は心因性のものであることが多く、男性の性的悩みの一つとなっています。
ダポキセチンは、脳内のセロトニン濃度を高め、脳の興奮状態を鎮める効果があります。
脳をリラックスさせると性的興奮が絶頂に達するまでの時間を長引かせることが分かりました。

ダポキセチンは約1時間で最高血清中濃度に達し、その後速やかに排泄されるため、安全性の高い薬品とされています。

副作用には頭痛、めまい、吐き気、下痢、不眠、疲労感などが報告されています。
しかし、1~10%未満とされ、重篤な副作用は報告されていません。